2008.06.12

後悔しないためのススメ

イメージ:後悔しないためのススメ

関西から世界へ?WEBディレクター ♯19
ミキチョクシ(ペタビット/ナフタリン)

バックナンバー

決算期もあって、しばらくお休みをいただいていました。その間にwithDはリニューアルしたんですね。今月からまた連載を再開していきますので、改めてよろしくお願いします。

何やら意味深なタイトルですが、深い意味はありません。何かと忙しくなる5月・6月にうっかり見逃しがちなWebサイトやサービス、イベントなどの情報をまとめておきましょう、というものです。それでは早速見ていきましょう。

WWDC08サンフランシスコ

この記事が公開されているころには、すでに開催まっただ中のWWDC08。米Appleによる開発者会議で2008年6月9日〜13日の間にサンフランシスコで開催される。3GのiPhoneが登場するという噂だが(噂どおり登場しました:編集部注)、真相については発表後の各メディアにまかせるとして、注目したい点は、チケットは完売しており史上最大の集客という点である。


60秒で理解するSteve Jobs WWDC Keynote(YouTube)

ご存じのとおりAppleはハードウェア市場ではトップに君臨する事ができなかった。しかし、スティーブ・ジョブスの復帰以降、今や音楽プレーヤー市場では米Appleがほぼ独占的成功をおさめている。ユビキタス時代へ突入しようとしている世の中の動きに米Appleの戦略が注目されるのはごく自然の事かもしれない。


NEW APPLE IPHONE 3G AD(YouTube)

Web2.0の成功モデルとしてGoogleをはじめとしたWebサービスの発展は周知の通りだが、すでに米Appleは“Web3.0”のモデルを作ろうとしているのかもしれない。そんな期待に応えてくれるヒントがWWDCに隠されているかも! と感じるのは僕だけではないはず。

ユビキタスへの近道

前回のエントリーは年頭だったので、ポータブルPCの発展版のリリースって予想をたてたのだけど、ユビキタスというキーワードによるネットとハードの融合を考えたとき、米Appleが一番近道かもしれないなぁと思う。複雑化した機能を、“革新”という名の下でばっさり切り捨てる事ができる「勇気ある」会社だからだ。

見逃すな。要チェックウェブサイト:2008年5月版

定期的に各種サイト上で取り上げられる、“このウェブサイトを見逃すな”といった内容の記事をチェックする訳だが、その中で気になった内容をいくつかピックアップしてご紹介。

今月は、NoupeWebsites you shouldn’t have missed in May 2008から要チェックサイトを見てみよう。

Elements of Design Webデザインに黄金比をとりいれよう
Elements of Design(左)、Webデザインに黄金比をとりいれよう(右)
まずチュートリアル系から、レトロなレインボー曲線デザインを。ちょっと前にモーション系でよく見ていたレトロカーブ、最近はアート系プロダクションでも作品で見られるようになった。COLOURloversでは色をピックアップして、きめ細かく紹介している。何かと汎用的に利用できるから初心者にもお勧めだ。
Web2.0デザインの要素として見逃せないのがフッタ。Elements of Designからフッタデザインのサンプルを76紹介。機能的なものからインパクトものまで多種多様。画竜点晴ならぬ、画竜フッタはウェブデザイナとして抑えておくべきポイントだろう。
Smashing Magazineで取り上げられていた「Webデザインに黄金比をとりいれよう」という記事。急遽、知人のブログRe:Creator’s Kansaiで和訳をとりあげたところ、はてなブックマークのホットエントリーになったみたい。ちょっとした反応に感謝です。こうしたデザインのロジカルな説明は意外に大事。比率そのものではなく、忘れがちなバランス感覚を養うためにもツールを含めチェックしておこう。

感動のギャラリー

普段なら関西のイベント情報を紹介するのだが、地域しばりも無くなったことだし、今回はあまりのレアさもあって東京ネタに走ることにする。

シャネル「モバイルアート」展 Webサイト シャネル「モバイルアート」展 会場の様子
シャネル「モバイルアート」展 (左)、井上雄彦 「最後のマンガ展」(右)
まず行ってきたのが、シャネル「モバイルアート」展。モバイルコンテンツのアートではなく、施設そのものが移動式。香港を皮切りに東京〜NY〜ロンドン〜モスクワ〜パリと世界6カ所をツアーでギャラリー施設そのものが移動する。

参加アーティストはベテランから先端アーティストまで20名。iPodのような移動式プレーヤーを装着し作品を見るという、新しいアート体験ができる。シャネルの世界観とともに、世界を股にかけたアーティストにどっぷりと触れる事ができて良かった。東京展は代々木国立競技場で開催されており、2008年5月31日から7月4日まで。
スラムダンク」や「バカボンド」の作者である、井上雄彦氏によるマンガ展示会。上野の森美術館で5月24日から7月6日まで開催中。

私のブログでもフライイング気味で紹介したが、マンガの枠を超えた書き下ろし150作品からは壮絶な迫力と感動を味わうことができる。超多忙な作者だけに、作品制作に取りかかれたのは開催の2ヶ月前とか。極限まで高めたクリエイティブから伝わるエネルギーは一見の価値あり。「何のためにもの作りをするのか?」を考えさせてくれる。

以上、見逃したら一生後悔するだろうネタを一挙公開。忙しい時期だからこそ、アンテナをたておかねば。。。。そんな自分への言い聞かせも含めた紹介記事でした。では、今月はこの辺で。

(ペタビット/ナフタリン ミキチョクシ)

関連リンク

関西から世界へ?WEBディレクター バックナンバー
WWDC08
Amazing Retro Rainbow Curves(Tutorial9)
COLOURlovers
Elements of Design
Footers
Noupe
Websites you shouldn’t have missed in May 2008(Noupe)
Webデザインに黄金比を取り入れよう(Re:Creator’s Kansai)
Smashing Magazine
Applying Divine Proportion To Your Web Designs(Smashing Magazine)
Chanel Mobile Art
井上雄彦 「最後のマンガ展」(FLOWER)
スラムダンク(Wikipedia)
バカボンド(Wikipedia)

ミキチョクシさんプロフィール

ペタビット株式会社取締役
有限会社ナフタリン クリエイティブディレクター
幼少を台湾ですごし、神戸芸術工科大学環境デザイン学科中退後、クリエイティブな見聞を広げるために単身アメリカ・NYへ渡り就職。帰国後、フリーランスでWEBデザイナー、サウンドクリエイターとして活躍した後、神戸でペタビット株式会社の設立に参画。新しいリズム感覚のデザインと独自のアプローチが受け、多忙を極める。現在、WEBを母体として幅広いコンテンツ制作にディレクターとして携わる。
http://www.petabit.co.jp/
http://www.naph.tv/
http://blog.chokemiki.com/

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