先月に引き続き、今月もGoogle Chromeに迫っていきます。前回はGoogle Chromeのポジティブな面を取り上げましたが、今月は逆に注意すべき負の側面を取り上げてみようと思います。
プライバシーに関する4つの問題
プライバシーや知的財産権がらみで何かと功罪の多いGoogleですが、Google Chromeでもやはりその辺が鍵になってきそうです。
Google Chromeには、ウェブサービスのアカウント情報(IDやパスワード)を管理できるパスワードマネージャーがついています。しかし、マスターパスワードでロックを掛けられるFirefoxなどと異なり、現時点ではアカウント情報を盗み見られないよう保護するための仕組みがありません。
このため、共有を前提とした端末や、職場や学校といった公共性が高い場で利用する端末では、パスワードを保存しないように設定するか、アカウント情報を必要とするサービスをGoogle Chromeで利用しないといった自衛策が必要になります。比較的完成度の高いGoogle Chromeですが、まだベータ版であることはくれぐれもお忘れなきよう。
Google Chromeは、新しいタブを起動するとOperaのスピードダイアル風の「よくアクセスするページ」がサムネイルつきで表示されます。またこのサムネイルはGoogle Chromeの閲覧履歴でも表示されます。
閲覧したページのサムネイルは、SSLで保護されたページでは撮らないようになっていますが、ログインフォームがSSLで保護されていない通常のページに設置されている場合には、以下のスクリーンショットの例にもあるように、パスワードの文字数やIDがむきだしのまま、サムネイルが撮られてしまいます。

このサムネイルが、閲覧履歴と共にGoogleに送信されるかどうかは未確認ですが(Googleに問い合わせていますが、回答を得られていません)、Google Analysisの統計データがウェブ検索やAdSenseの重みづけに流用されるなどの過去の事例を顧みる限り、すでに送信されているか、今後 送信される可能性があると見なしておいた方が良いかもしれません。
Google Chromeに閲覧履歴を残さないシークレットウィンドウ(プライベートブラウズモード、Incognito modeとも)も活用しておきたいところですね。もちろん、シークレットウィンドウを利用しても、アカウント情報を入力する際には「背後にいる人」に要注意です。

次ページでは、ステータス情報とOmnibarについてご紹介します。
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トラックバック時刻: 2009年02月16日 11:22
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