梅雨が明けて、いよいよ夏本番ですね。今年もどうやら暑い日が続きそうですが、皆さんも熱射病やクーラー病にはくれぐれもご注意ください。さて、ここ数ヶ月、将来有望なCSS仕様を取り上げてきましたが、今月もその流れです。
頻出する値を変数で管理するCSS規格
先月、SafariのエンジンであるWebKit(ナイトリービルド)が、CSS Variablesを実装しました。CSS Variablesとは、W3C CSS Working GroupのDaniel Glazmanや、AppleのDavid Hyatt氏らが提案している、CSSで変数を扱う仕様(提案書)です。
変数(variables)とは?
JavaScriptやPerlなど、日頃からプログラムやスクリプトに触れている方には、すでにお馴染みでしょうけど、変数(variables)とは、不定の値(数値であったり、文字列であったり)を一時的に格納しておく場所のことです。プログラムに馴染みのない方でも、誰もが昔かじった(はずの)数学で出てくる「消費税率χ=0.05」といった場合の"χ"のようなもの…といえば何となくイメージできるのではないでしょうか。(変数名は原則自由につけられます。)代入される値は、その時々に応じて0.03、0.05、0.1などと変化します。
なお通常、静的なCSSは手続き型言語(プログラム言語)ではないので、基本的に変数の値は一定で動きません。ですから実際には変数というより定数(constants)といった方が一見適切なように思えますが、CSS VariablesではDOM(CSS Object Model)などで動的に値を操作するケースを踏まえて、より広く変数(variables)と称しているのでしょう。
CSSで変数を使うメリットは?
CSS Variablesによって変数(変数名とその値)を定義しておけば、頻繁に再利用する値の管理を一元化できるようになります。たとえば、下のCSSソースのように、配色を管理する場合など、色の値を1か所で管理できるので、とりわけ問題発生時の原因究明や、コード共有、メンテナンス性などの面でとても便利です。
@variables {
corporateColor: #39873d;
}
strong {
background-color: var(corporateColor);
}
h2 {
color: var(corporateColor);
background-color: var(corporateColor);
}
なおCSS Variablesは、@import越しに定義した変数を適用することもできます。
では、今後の展望はどうなのでしょうか。次ページをご覧下さい。
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お盆休み中ではあるのですが、なぜかほとんど休日出勤状態になっており、気分転換にメモ書き。 CSS Variables 元ネタは、 CSS Variabl... [続きを読む]
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