Web標準の日々@アキバに行ってきました。7月15日(日曜日)は台風、翌16日(月曜)は地震と、天災つづきで、遠方からいらしてた方々は大変だったと思います。それにも関わらず、1000名近くの人が集まりました。
今回は標準作りに携わっている方、ブラウザの実装に携わっている方、日々制作の現場で活躍されている方など、色々な立場の方々から意見が聞けて、僕自身も、視野を広げたり、理解度を深めるいい機会になりました。すでに日も経過してしまって、たくさんのレポートが上がっています。
今回は聴講した全セッション中でも、人気が高かったわりに、内容が少し難しかったためか、これといったレポートが見あたらない、The Web Kanzakiの神崎正英さんのセッション「名前のウェブとXHTML文書のプロファイル」を取り上げます。
「ローカルな名前」を「グローバルな名前」に
神崎さんのセッションは、classやrel属性の値として使われる「任意の名前」(マークアップする個々人が任意に命名できる名前)を、グローバルな名前(Web全体で共有される名前)として共有する方法に関するお話でした。目的はもちろん、メタデータ(人物情報・時間情報・評価情報ほか、及びそれらを結ぶ関係情報 etc)の共有でしょう。

神崎正英さん
XMLの名前空間は、名前の普及を促すには敷居が高い?
名前(今回は属性値が中心でしたが、本来的には属性名や要素名も含みます)の共有といえば、2日目の石川雅康さんのセッションでも紹介されていた、XMLの名前空間(xmlns)を使う形を連想するのが一般的です。
ただこれは、モデリング、文法の定義(スキーマの準備)、名前空間の設定、(特に複合化文書の場合など)必要に応じてマークアップ時の接頭辞をづけに加え、場合によっては、メタデータを抽出するのに XSLTファイルを別に用意する必要もあったりと、慣れてる人にとってさえ、これはなかなか面倒な作業です。
プロファイルとGRDDL変換ファイルのホスト
神崎さんが今回紹介された手段は、文書プロファイルを利用して、できる限り、それらを省力化したものです(というか、神崎さんご自身が負担を肩代わりしたものといった方が適切かもしれません)。
既存のMicroformatsやDublinCore、FOAFなどの語彙は、そのままでは各々のコミュニティや支持者間にだけ通用するローカルな名前ですが、それらをプロファイルとして定義したもの(metaprof)を、神崎さんが公開・ホストされるとのこと。
これをDemonstration of an RDF in XHTML processorにかませると、これまた神崎さんが用意されたXSLTを介してGRDDL(XHTMLなどの XMLの派生言語から、XSLT等を介してメタデータを抽出・変換するモデルの呼称)変換。かくしてRDF形式のメタデータが得られるという仕組みです。
次ページでは、プロファイルとGRDDL変換ファイルのホスト、メタデータの共有について取り上げてみます。
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