おびただしいブログエントリーが日夜量産されている中で、Webリソースの信頼性を評価する仕組みが重要な位置をしめて行くのは自然の流れでしょう。
今月は、いくつかある評価因子の中でも、おそらくエンドユーザーにとってもっとも身近な、著者情報(「誰が書いたものか?」という情報)について取り上げてみます。
「マークアップの方法」
たとえば、ある単語の定義を調べるためにGoogleで検索をかけます。さて、出てきた膨大な検索結果のリストの中から、みなさんならどうやって自分の知りたい情報...それも信頼のおける確度の高い情報を探しますか?
その分野に不慣れな間は、まずページタイトルと、その下にある抜粋文を読んで目星をつけていくのではないでしょうか。ところが、ある程度慣れてくると、今度は徐々に情報筋、つまり「どのサイト or 誰が提供してる情報か?」を気にするようになってきませんか?(具体的にはページタイトルの前後にあるサイト名や、検索項目の最後に掲げられている URL に目が行くようになるとか)
「餅は餅屋」ともいいます。もちろん、それがすべてではありませんけど、その分野に明るい人や集団を重視するというのは、信頼性を測るひとつの立派な指標になるはずです。逆にいえば、そのコンテンツが誰によって作られたものかを明示することが、遅かれ早かれ、ページの価値を評価する因子として、重要な位置を占めるようになっていくはず。
ということで、今回はコンテンツの作者を、検索エンジンやソーシャルメディアといったWebサービスが扱いやすいように、マークアップする方法を取り上げます。
方法1: address要素(人間 ≒ body 向け)
HTMLには、著者情報などを記述するための手段として、address要素(日本語訳)があります。
本来は仕様書に “The ADDRESS element may be used by authors to supply contact information for a document or a major part of a document such as a form.” とあるように、著者の連絡先を記述することが想定されていますが、文書の作成日時や更新日時といった、奥付的な情報を盛り込むこともできます。
<address> 著者: <a href="mailto:foo@bar.baz">ゆう</a>; 作成日: 2007年6月21日; 更新日: 2007年6月28日; </address>
という風にです。ただ、このaddress要素は良くも悪くも自由度が高く、ブロック要素を内包させることができないという制約があるものの、記述する場所・回数・内容なども基本的に自由で、あまり制約らしい制約が規定されていません。
これでは、Webサービスの実装者にとって、address要素の中から適切な著者名だけを抽出して再利用するのは困難です。
こぼれネタ:X/HTML 5では…
X/HTML 5では、address要素は連絡先情報を持った段落(p要素相当)として再定義されています。新たに提案されているfooter要素との兼ね合いもあり、以下のような「連絡先ではない」ケースに address要素を使ってはならない(must not)ようになります。
- 文書の更新履歴情報。
- 当該文書やセクションに関する連絡先以外の、任意の住所・電話番号・メールアドレスなど。
続いて、meta要素とDublin Core、faviconについて次ページで解説していきます。
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