2007.04.28

マークアップのmust, should, may

イメージ:マークアップのmust, should, may

一歩先のWeb標準 ♯1
ゆう(我的春秋)

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こんにちは! 今月からWeb標準を取り巻く、仕様や実装、イベントなどについて取り上げていくことになった、ブログ「我的春秋」のゆうです。よろしくどうぞ。

第1回は、マークアップのmust, should, mayをテーマにお話しましょう。

どこまでが「正しい HTML」?

先日、der Gegenwartの「正しくHTMLを書こうと心がけている人に5つの質問(以下、「5つの質問」)」というエントリーが、多くのクリエイターやブロガーの関心を集めました(「5つの質問」の内容は以下の通り。回答ページのリストもあります)。

  • HTML文書を制作する際に使用しているプログラムをお答えください。(Webプログラムも含む)
  • 採用しているDTDとその理由をお答えください。
  • 何故正しくHTMLを書いているのですか?
  • W3CとWHATWG、どちらに期待してますか?
  • あなたにとってHTMLとは何ですか?

「正しいHTML」を書く(文書を「正しく」マークアップする)という行為は、エラーを防いだり、構造化文書をほかの誰かと共有するのには、もちろんとても大切なことです。まして、それが Web制作を生業としていたり、教育に従事しているようなプロなら、少なくとも「正しくない」HTML文書を作成してしまうのは最大限避けたいですよね。

「正しいHTML」、みなさんはどの程度のHTMLを想像されていますか?

「正しさ」のレベル

「5つの質問」に対する個々の回答を眺めていても思うことですが、人によって「正しい HTML」が意味している範囲は随分違うようです。端的にいえば、「正しさのレベル」とでもいうべき、以下の3段階の要件がしばしば混同されているようです。

Videoboxのキャプチャ

  • 必須レベル(must)
    整形式になっているか?(文法が文書型定義に適合しているか?)
  • 要請レベル(should)
    仕様書が推奨している方針に沿っているか?
  • 可能レベル(may)
    構造化や意味づけの充実度。もしくは目的や文脈による用法の違いなど。

こぼれネタ:RFC 2119

実はこのmust, should, mayの定義や用法はRFC 2119で規定されていて、HTMLやXHTML、CSSといった仕様書内でも、明確に区別して使われています。ごく簡単にいえば、MUST、REQUIRED、 SHALLは必須。MUST NOT、SHALL NOTは禁止。SHOULD、RECOMMENDEDは推奨。SHOULD NOT、NOT RECOMMENDEDは非推奨。MAY、OPTIONALは任意。ぜひ一読をオススメしたい文書ですね。

では、次ページからこの3つのレベルについて具体的に考えてみましょう。

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