こんにちは! 今月からWeb標準を取り巻く、仕様や実装、イベントなどについて取り上げていくことになった、ブログ「我的春秋」のゆうです。よろしくどうぞ。
第1回は、マークアップのmust, should, mayをテーマにお話しましょう。
どこまでが「正しい HTML」?
先日、der Gegenwartの「正しくHTMLを書こうと心がけている人に5つの質問(以下、「5つの質問」)」というエントリーが、多くのクリエイターやブロガーの関心を集めました(「5つの質問」の内容は以下の通り。回答ページのリストもあります)。
- HTML文書を制作する際に使用しているプログラムをお答えください。(Webプログラムも含む)
- 採用しているDTDとその理由をお答えください。
- 何故正しくHTMLを書いているのですか?
- W3CとWHATWG、どちらに期待してますか?
- あなたにとってHTMLとは何ですか?
「正しいHTML」を書く(文書を「正しく」マークアップする)という行為は、エラーを防いだり、構造化文書をほかの誰かと共有するのには、もちろんとても大切なことです。まして、それが Web制作を生業としていたり、教育に従事しているようなプロなら、少なくとも「正しくない」HTML文書を作成してしまうのは最大限避けたいですよね。
「正しいHTML」、みなさんはどの程度のHTMLを想像されていますか?
「正しさ」のレベル
「5つの質問」に対する個々の回答を眺めていても思うことですが、人によって「正しい HTML」が意味している範囲は随分違うようです。端的にいえば、「正しさのレベル」とでもいうべき、以下の3段階の要件がしばしば混同されているようです。

- 必須レベル(must)
整形式になっているか?(文法が文書型定義に適合しているか?) - 要請レベル(should)
仕様書が推奨している方針に沿っているか? - 可能レベル(may)
構造化や意味づけの充実度。もしくは目的や文脈による用法の違いなど。
こぼれネタ:RFC 2119
実はこのmust, should, mayの定義や用法はRFC 2119で規定されていて、HTMLやXHTML、CSSといった仕様書内でも、明確に区別して使われています。ごく簡単にいえば、MUST、REQUIRED、 SHALLは必須。MUST NOT、SHALL NOTは禁止。SHOULD、RECOMMENDEDは推奨。SHOULD NOT、NOT RECOMMENDEDは非推奨。MAY、OPTIONALは任意。ぜひ一読をオススメしたい文書ですね。
では、次ページからこの3つのレベルについて具体的に考えてみましょう。
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