Method Studios、CEOに聞く
葵プロモーション傘下のポストプロダクション、デジタル・ガーデンがこの程、米Method Studios(以下Method)、Company3との業務提携を発表した。この画期的な決断について、MethodのCEOであるアレックス・フリッシュ氏に話を聞くことができたので紹介しよう。

Method Studios CEO兼VFXスーパーバイザー
アレックス・フリッシュ氏(Alex Frisch)
最近では『リーバイス 501 “LIVE UNBUTTONED”』など、
日本向けのCM制作にも携わっている
Methodは10年前にコンポジット業務をメインとして設立後CG部門が急速に成長、現在ではVFXを専門としている。「今回の提携は、『互いのスタッフの交換留学』というアイデアがきっかけだった」と振り返るフリッシュ氏。その後来日した際に様々な代理店や制作会社を訪問、Methodの強みである「フォトリアルで、誰も見たことのない映像」を活かせるマーケットが日本にもあると確信し、改めて提携を持ちかけたという。
リモートシステムによる制作体制が実現
具体的には日本とMethodの各拠点をネットワークで結び、ビデオチャットと並行してリアルタイムに映像を同時再生したり、Flame上で同時に作業を行うことが可能なリモートシステムを核とする。これにより、国境を越えたフレキシブルな制作体制が実現し、3社のノウハウをフルに活かした映像作りが可能となる。
Methodはブティックと呼ぶ小規模の拠点を各地に置いて少人数・短期間で作品を仕上げる制作スタイルを採っており、これは日本のスタイルに非常に近いと言える。そういった要素も、今回の提携を後押ししたのではないだろうか。

取材後デジタル・ガーデンの編集室で開かれた
Methodのセミナー。MethodのLAスタジオと
ビデオチャットで会話しながら、
リモートシステムのデモが行われた
今後は日本でも積極的に映像制作を行なっていく他、当初のアイデア通り日本のスタッフをMethodの拠点に呼び、トレーニングを行うことも考えているという。「僕がいつもアーティストに問い掛けているのは、どう思ったのか、どうすれば良くなるのか、という自分の意見を持つこと。日本のアーティストもそうあってほしいと強く思う」。
この3社のタッグが日本でどのような作品を見せてくれるのか、今後に期待したい。
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