地下足袋、てぬぐい、作務衣、着物……といったちょっと懐かしいアイテムに今という時代の感性を吹き込んで、斬新なモノづくりを行っている京都発のブランド『SOU・SOU』。2002年のスタート以来、「日本の伝統の軸線上にあるモダンデザイン」をコンセプトに、伝統と革新を鮮やかに融合させた商品を企画・製造・販売しています。
withDのマンスリートップイメージに、テキスタイルデザインが登場するのは初めてのこと。今回はSOU・SOU代表取締役・ディレクターの若林剛之さんに、withDのために6点のテキスタイルを選んでいただきました。
それぞれの柄が持つ美しさに込められた気持ち
SOU・SOUのテキスタイルデザインを手がけているのが、脇阪克二さん。1944年に京都で生まれ、フィンランドのマリメッコ社やニューヨークのジャック・レノア・ラーセン社でテキスタイル・デザイナーとして活躍した後、『SOU・SOU』でさらなるデザインの可能性を追求しています。
脇阪さんに、今回のマンスリートップイメージに提供いただいた6点のデザインのコンセプトについて、解説していただきました。

「僕にとって菊というのはデザインしやすいもの。花びらをどれだけでも増やしていけるから、どんどん描き込んでいってあとでバランスとかリズムを良くしていったのが"菊づくし"。このバランスとリズムというものが、テキスタイルデザインにはとても大事だと思います」

「京都にあるギャラリー・prinzのために作ったテキスタイルです。母体となる織物の会社のイメージを縦縞で、prinzの名物ガーデンの芝生と空を色で、簡略化された花はprinzのシンボルでもある薔薇園を表しています」

「日本の家紋を見ていくとふっと目をひく紋があり、それを描いてみる。縞や市松などを加えて一枚の絵にしていく。そんな絵がたくさん出来た時、何げなく並べてみたら思いがけず面白かったのが、この文様あそび」

「SOU・SOUの定番柄に〝間〟というのがあります。それは、ひとつひとつのモチーフは小さい(例えば、鮫小紋や縞)が全体の構成は大胆。それを31年ぶりに再構成してみました」

「菊は日本の文様に多く使われていますが、これは和菓子や干菓子の菊をイメージしてデザインしてみました。日本的な印象を強くする為にはハーモニーよりコントラストが大切。黒い雲で締めてみました」

「世界中で広く使われているアラビア数字はシンプルで国籍、性別、年令などを問わない普遍性を備えています。記号としてよく出来ていて、しかも愛着のもてる形をしています。デザインする時に難しいかなと思ったのは、どこにでもある形なのでどこまで魅力的に出来るかということでした」
関連リンク
SOU・SOU home page
prinz
ジャック・レノア・ラーセン(Fashion Blog)
若林剛之さん(SOU・SOU代表取締役・ディレクター)プロフィール
1967年京都生まれ。1987年(株)ファイブフォックス入社。1993年まで企画パターンを担当する。退社後、渡米。1994年に自身で買い付けした商品を扱うセレクトショップをオーブン。1996年よりオリジナルブランドRFPを立ち上げる。2002年にSOU・SOU立ち上げと同時に参加、ディレクターとして活動の場を広げている。
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