2009.02.17

新製品レビュー:D3X

イメージ:新製品レビュー:D3X

(株)ニコン
オープンプライス(実勢価格:870,000円前後)

その他のハードウェア製品

35mmカメラの操作性で大判カメラの高画質

D3X
D3X
問い合わせ先(株)ニコン
TEL0570-02-8000
URLhttp://www.nikon-image.com/
価格オープンプライス(実勢価格:870,000円前後)

「D3X」は、2,450万画素フルサイズセンサー搭載のニコンの高級機だ。35mmフルサイズセンサーというと、35mmフィルムカメラと同様の感覚で撮影できると誤解される方が多いが、デジタルカメラはフィルムカメラとは異次元の世界である。

D3Xの特徴

  • 大判フィルムカメラ並みの狭い被写界深度
24mmでF4・1/60秒で撮影しているが、24mmの広角でこの撮影距離、絞り値であればフィルムカメラではほぼ全域にピントがあってしかるべきところ、手前のカラフルなジャンパーの人物の背景2m先にはすでにピントがきていない。D3Xは決して35mmフィルムカメラの軽快感で撮影できるカメラではなく、大判フィルムカメラ並みの狭い被写界深度しかもたないと心得て撮影すべきだ。

D3Xの特徴1「 AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」、24mmで絞りF4、シャッタースピード1/60秒で撮影。広角レンズは被写界深度が深いため、フィルムカメラであればこの設定で撮影距離を3m弱程度にすると1.5mから無限遠まですべてピントがくるのだが、D3Xでは背景にはピントがきていない。

※クリックすると図が拡大します。

  • 新開発のレンズと併せることでフルサイズセンサーの性能を最大限に引き出す
また、2,450万画素の超高解像度を100%生かし切るには、従来のレンズでは力不足となる。「D3」と同時期に発表された「AF-S NIKKOR 14-24mmF2.8G ED」と「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8GED」は、フルサイズセンサーの性能を最大限に引き出す新開発のレンズ。デジタルカメラの受光センサーは鏡のように反射率が高く、センサーとレンズ表面で複雑に反射しあった光が画像のコントラストを低下させ解像度低下の原因になっていたが、これらのレンズはナノクリスタルコーティングによりレンズ表面の反射を抑え、内面反射の悪影響も画期的に低減され逆光時の画質も向上した。

D3Xの特徴2通例この光線状態では画面全体に薄い紗をかけたようにコントラストが低下する。今まではこれを逆手にロマンチックな雰囲気の撮影に利用したが、AF-S NIKKOR 24-70mmF2.8G EDではシャープな撮影が可能となり、自由度が上がった。柔らかい写真にはフィルターを使うとよい。

※クリックすると図が拡大します。

  • 生成されるファイルサイズが大きい
さらに、D3Xでは生成されるファイルサイズが大きく、JPEG(Fine)では7~20MB、RAW(NEF形式)では27~33MBで、8GBのコンパクトフラッシュにJPEG+RAW同時記録すると100枚強しか撮影できない。このため、高速書き込みの大容量メディアへの買い換えは必須となる。

次ページでは併売されているD3との比較、1,000~1,200万画素クラスとの比較を見てみよう。

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