2009.02.17

新製品レビュー:MAXART PX-H10000

イメージ:新製品レビュー:MAXART PX-H10000

エプソン
732,900円

その他のハードウェア製品

オレンジ、グリーンインクで色再現領域が拡大 自動測色器にも対応し正確な色再現ができる

MAXART PX-H10000
VersaUV LEC-300
問い合わせ先エプソンインフォメーションセンター
TEL050-3155-8066
URLhttp://maxart.jp/
価格732,900円

オレンジとグリーンを加え、鮮やかな色再現を実現

エプソンから新発売された「PX-H10000」は、10色の水性顔料インクを搭載した大判インクジェットプリンタ。エプソンではすでに8色インクを搭載したモデルをラインナップしているが、本モデルはそれら8色にオレンジインクとグリーンインクを追加し、従来モデルを大幅に超える色再現領域を実現した。

グリーン、イエロー、オレンジ、レッド近辺の色再現が向上し、蛍光色に近い鮮やかな色も再現できるようになっている。他社製品ではすでに10色機や12色機などがラインナップされているが、エプソンがこれまであえて8色機にこだわってきたのは、印刷用プルーファーとしてはすでに満足できる色再現を実現できている点、そして、むやみに色数を増やすことでカラーバランスが損なわれるのを嫌った点などが理由として挙げられるだろう。

実際に印刷用のCMYKデータを8色機であるPX-9550と、10色機であるPX-H10000の両方で出力してみたところ、色の再現性はほとんど同じ結果になった。つまり、印刷用プルーファとして導入するならば、どちらでも品質は同等ということになる。

MAXART PX-H10000の特徴

  • DICカラーガイドの95%をカバーし、特色に強い
PX-H10000が本領を発揮するのは、CMYKより色域の広いRGBの写真を印刷する場合、またCMYKでは再現できない特色を必要とする場合だ。もちろん特色のなかにはPX-H10000で再現できない色も存在するが、DICカラーガイドの95%をカバーしており実用度は高い。写真展やデジタルファインアート、特色を使ったパッケージ印刷のプルーフなどでは大いに活用できるはずだ。ちなみに、インク数が増えたことで懸念されるカラーバランスの維持については、新開発のLCCS(論理的色変換システム)によりインクの配合がさらに最適化され、安定した色再現を維持することに成功している。

MAXART-PX-H10000の特徴1このように彩度の高い写真を印字すると、従来機との差が如実に表れる。蛍光オレンジ、蛍光グリーンなどの色再現には強く、パステルカラーの再現にも強い印象を受けた。

※クリックすると図が拡大します。

  • 液晶パネルのカラー化によるインク残量の視覚化
PX-H10000の特徴は色再現性の向上だけではない。従来機に比べ細かいところでの使い勝手が良くなっているので紹介しよう。ひとつは本体の表示用液晶パネルのカラー化だ。インク残量がカラーで表示されるため、どのインクが少ないのかが直感的に認識できる

MAXART-PX-H10000の特徴2エプソンの大判インクジェットプリンタでは初のカラー液晶パネルを採用。インク残量が直感的にわかりやすい。インクが11色分あるのは、フォトブラックとマットブラックが別のインクタンクになっているため。

※クリックすると図が拡大します。

次ページでは、セットが楽になった用紙交換、自動キャリブレーション対応について紹介。

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