今後さらなる発展が期待できる
魅力的なデジカメ向きシステム搭載機

Leica M8.2
| 問い合わせ先 | ライカカメラジャパン(株) |
|---|---|
| TEL | 03-5221-9501 |
| URL | http://www.leica-camera.co.jp/ |
| 価格 | 777,000円 |
Leica M8.2の概要
「Leica M8.2」(以下、8.2)は、「M8」のマイナーチェンジ版だ。昨年本誌で紹介したとおり(2007年1月号)、ミラーボックスをもたないこのカメラは、レンズ最後玉をピント面直前に置くことで、高性能なレンズをコンパクトに設計できる利点がある。一眼レフでは難しい歪曲のない広角レンズも実現しやすいのも特徴だ。さらに最近流行のライブビュー(※注)も、ミラーボックスがないM型ライカなら実現しやすく、将来の発展が楽しみなカメラだ。
※注
ライブビューとは、デジタル一眼レフカメラで背面の液晶モニタをファインダとして利用する機能のこと。
8.2への改良でもっとも有益なのはシャッターだ。M型ライカは静粛なシャッター音ゆえにドキュメンタリー分野で愛用されてきた。M8はシャッターチャージのときのモーター音が大きく魅力を損なっていたが、8.2はチャージをシャッターと分離することで音が気になりにくくなった。
また、スナップショットモードの搭載もドキュメンタリー作家にはありがたい。このモードであれば、とっさの事件に遭遇するなど即写性が要求される場でもシャッターダイヤルだけで即座に対応できる。ISOオート、JPEG撮影、オートホワイトバランスが自動設定されるためだ。
しかし、M8からの課題もある。その第一は、消費電力とスリープ復帰だ。8.2のスリープ復帰は大変遅い。そのためスリープしないように設定するのだが、待機電力の消費が激しく2時間程度しか電池がもたない。電池残量がインジケータで残り1本になると画像のエラーも発生しやすく、早めの電池交換が必要だ。
絵づくりの点も改良が必要だ。初期設定のままでは彩度の強調が過剰で、不自然になることが多い。
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