2006.06.13
対企業アピールポイント~WEB編 ♯1

皆さんの就職や転職の際に、極めて重要なアイテムとなる「ポートフォリオ」。第1回は最も一般的な方法である『紙ベース』でのまとめ方について解説します。
ポートフォリオ=クリエイティブを重視した選考方法
皆さん、『ポートフォリオ』という言葉はご存じでしょうか。一般の仕事と異なり、WEB業界を含むクリエイティブ業界では、採用の選考時や外注先の選定の際、職務経歴のほかに実際に制作した『作品』による評価が行われます。この作品をまとめたものをポートフォリオと呼びます。
キミだけに明かす、内定を勝ち取るポートフォリオの作り方
人気7業界のインタビューを掲載し、魅力あふれるポートフォリオを作るためのメソッドをまとめたポートフォリオの教科書が発売されました。内定者のポートフォリオ実例から成功ポイントを抽出し、 効果的で、訴求力のあるポートフォリオを作るためのメソッドを紹介しています。こちらの制作には、本記事を担当した中村かおり、ポートフォリオの整理ポイント記事を執筆した森川弥奈が執筆協力をしています。
ポートフォリオによる選考は、作品の出来はもちろんのこと、
- 希望する企業が求めているテイスト(作風)に合っているか
- 自分自身の作品をどれだけ見やすくまとめられているか
といった点も評価のポイントとなります。つまり、せっかく良い作品を作っていても、ポートフォリオをうまくまとめられていないために選に漏れてしまうというケースもあるわけです。では、紙ベース/WEBベースのまとめ方のポイントを見ていきましょう。
紙ベース(クリアファイルなど)でのまとめ方
- はじめに「実績の一覧」をつける
(例)目次のつけ方
| サイト概要 | プロジェクトの概要 | 担当業務 | ページ |
|---|---|---|---|
| ××不動産物件紹介サイト | 月次運用更新 | デザイン | P1 |
| ○○ホテル公式サイト | サイトリニューアル | 制作進行管理 | P2 |
| … | … | … | … |
- ビジュアルを利用して直感的に
また、トップページなどのデザイン案の場合、異なるテイストの2~3案を掲載することで、デザインの幅(バリエーション)をアピールすることが望ましいでしょう。
ご自身の得意分野や希望分野がエンタテイメント系なのに、仕事の実績は情報系サイトばかりといった場合、仕事の成果物に限らず、参考になる個人作品を用意することでアピールも可能です。仕事以外の作品も作るくらいの熱意(と余力?)もアピールとしては必要な場合もあります。
- ビジュアルを補足する文章は簡潔に、効果的に
デザイン案についても、ただ複数のビジュアルを並べるだけでなく、『なぜそのデザインになったのか』について裏づけを示すことも重要です。見栄えの良し悪しだけでないデザインを考えられるかどうかが、デザイナーとしてのレベル判断のポイントです。
(例)概要の書き方 「デザインにおいて考慮した点」
| サイトの目的 | メインターゲットの女性ユーザーに、よりわかりやすく情報を伝えること。 |
|---|---|
| デザインのポイント | 暖色系を中心とした柔らかいトーンの配色を使用し、イラストを交えわかりやすく説明する。 |
| レイアウト | メニュー構成をシンプルにし、見たい情報ごとにまとめて配置する。 |
| 導線設計 | 検索キーワードの入力ボックスをページ上部に移動し、メニューから目的の情報を見つけられない場合でもすぐに検索機能が使えるよう配慮する。 |
簡潔な文章とビジュアルによる直感的な表現をうまく組み合わせることは、作品とその作り手であるあなた自身への信頼感を高める上で、非常に効果的であると言えるでしょう。
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