2006.05.24

対企業アピールポイント~CG編 ♯2

イメージ:対企業アピールポイント~CG編 ♯2

ゲーム業界志望の方必見! (株)セガ AM研究開発本部第二AM研究開発部マネージャー、安達利幸さんに聞く企業へのアピールのコツ。第2回。

第1回はポートフォリオのまとめ方のコツなどをお送りしましたが、第2回は作品ファイルのアピールポイントをおさらいして、履歴書や職務経歴書などの書類関係、さらに面接まで見ていきましょう。お話いただくのは第1回に引き続き、株式会社セガ AM研究開発本部第二AM研究開発部マネージャーの安達利幸さんです。

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【Q】 作品集(ポートフォリオ)にまとめる作品内容以外で気をつけておくことはありますか?

【A】 以下の3点に気をつけておきましょう。

  • 自分の担当部分を明確に
「このゲームのこれとこれを担当しました。後はパッケージの中を見てください」と説明する人がいます。ゲームの膨大な内容の中からイベントをクリアーしないと担当部分が見えないというのは、時間的に考えても無理な話で、これではアピールできていないのと同じです。採用してほしい気がないのでは?と思ってしまいますね。

ゲームの場合は実際に携わった部分をそこから切り出してまとめてほしいですね。商用作品でディレクターがクオリティーを引き上げたものである場合でも、どこをどう作ったのかということを面接でお聞きしますので問題はありません。
  • 求められるものに近い作品でアピール
例えばいくらプロ顔負けの少女マンガの作品をもっていたとしても、少年誌に売り込みに行った場合、担当者には仕事を任せられるかどうか判断できません。それと同じで第二AM研究開発部で仕事をしたいのならば、その部署が求めているもの、募集している要項に見合ったものに近い作品がアピール度が高い訳です。当たり前なんですが、意外に見落としてしまう点ですね。
  • 制作期間を明記する
どこまで作ったというボリューム感も大切ですが、それ以上に「どのくらいの期間で作ったか」が書いてあるといいですね。この後に説明する職務経歴書で、例えば「1ヶ月の間にチャプターをいくつ作った」とあれば、それをポートフォリオで確認できるようにしておくと、このレベルのものをこの期間で作れるというのが具体的にわかる。新卒の場合、書類だけではアピール力に欠けますから、特にポートフォリオできちんとアピールできるようにしておくことが大事なんです。

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※画像をクリックしてみてください。

【Q】 では、今お話に出た書類(=履歴書+職務経歴書)をまとめる上でのポイントをお願いします。

【A】 一般的な話も含めて4つポイントがあります。

  • 履歴書の字は丁寧に書くこと、これにつきる
字が丁寧に書いてあるかどうかで、その人の性格ってわかりますよね。自分が志願している会社なのに、なんでこんな雑に書いて出すのだろうという履歴書をよく見ます。ただ、当たり前に丁寧に書いていれば、あまり差は出ません。若い人ほど履歴書の内容よりも作品がどうかということが採用の判断になります。
  • 短期間で転職を繰り返している人は要注意
ある程度の勤務期間があって職を変えている場合には、状況やタイミングを考えて転職してきたイメージが出ますが、2ヶ月とか半年といった短期スパンで勤務先が変わっている場合は、人間的に何か問題があったために会社に属して長く仕事をこなせないのでは、という危惧を感じてしまいます。それでも作品のレベルが非常に高い場合には面接してみましょうということになりますが。
  • 書く内容は情報公開可能か判断する
職務経歴書に過去の業務内容や実績についてどの程度書くかということですが、現在の状況でどこまで情報を出していいのかという状況判断がとても大事。発表済みのタイトルでも販売していない場合、露出情報は時期や内容など厳密に管理されています。
  • どこをやったかではなく、何をやったかを書く
例えば、ムービーパートのこの部分をやりましたと言われても、全体のディレクションをしたのか、実際にエフェクトを作ったのかステージを作ったのか、カメラワークを作ったのかモーションを作ったのか、全然わかりませんよね。「このタイトルのこの部分をやりました」と列挙するよりも、担当した業務内容や、その仕事の中で自分に合っていたと思う業務について詳しく書いた方がいいと思います。

自分が担当した業務内容を、ポートフォリオで実物を確認しながら読み進めるような構成になっていると、非常にわかりやすくていいですね。

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※画像をクリックしてみてください。

【Q】 最後に面接について教えてください。

【A】 自分が行こうとしている会社や部署が何をやっているのか。その

中で自分が何を発揮できるのか。自分自身はその職場で何を得ることができるのか。それらは、面接時にきちんとプレゼンできるはずです。それがキチンとできなかったとしたら。。。。。ちょっと微妙ですよね。

自分がその会社や部署を選んで応募しているのではなく、たまたま・何となく応募した感じに受け取れてしまいます。これは、普段からゲーム会社で働きたいとか、中でもこの会社のこの職場で働きたいという事を、いかに真剣に考えているか否かということだと思います。

新卒の場合、1次面接に進むことができるのは、100人中5~10人という狭き門。せっかく1次選考に残ったチャンスを、きちんと面接で生かしてほしいと思いますね。

最終回となる第3回は、採用Q&Aということで、読者から寄せられた質問にお答えいただきます。お楽しみに。

(デジタルスケープ 中路真紀)

関連リンク

対企業アピールポイント~CG編 ♯1
対企業アピールポイント~CG編 ♯3
セガ公式サイト

安達利幸さんプロフィール

(株)セガ AM研究開発本部第二AM研究開発部マネージャー
アーケードゲーム主体の第二AM研究開発部において、プロジェクト単位のデザイン統括や第二AM研究開発部全体のデザイナーのとりまとめをおこなう。主に携わったプロジェクトは「OutRun2 SPECIAL TOURS」、「バーチャファイター5」など。
http://sega.jp/

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