面接の鍵は“具体的に話す”こと
採用面接の質問といえば、「簡単に自己紹介をお願いします」「3分ほどで自己PRを」「転職のきっかけは?」「志望動機は?」などなど。普通の会話だったら「え、いきなりそんな…」な質問が、面接場面ではけっこう普通にとんできますよね。
緊張状態でこういった質問を受けても、初対面の面接官ときちんとコミュニケーションをとって返答することが応募者には求められます。これを打開する鍵として、一つ“具体的に話す”ことが挙げられるのではないでしょうか。今回はこれについて考えてみましょう。
抽象的な話、具体的な話
世の中の話を「具体的」「抽象的」の二つに大別するなら、採用面接を受けるときに優先すべきは明らかに「具体的」な話。抽象的な話は、テーマの全容は伝えられるけれど、良くも悪くも一般性が高い。一方具体的な話は、同じ5分を使って話すとすれば、ある部分に限定して話さざるをえなくなるものの、聞き手は頭の中でイメージを描きやすく、また話の独自性も強まります。
面接では何より、他にない応募者固有の深みを伝えることが重要ですから、話の“具体性”を重視してコミュニケーションをとるべきだと思います。限られた時間、そこを共有できれば抽象的なところは面接官の想像力で補完できるはず。
実践!具体的な面接問答
では実践。面接で最初の質問といえば、まぁたいがい自己紹介です。例えば、あるWebデザイナーが某ネット事業会社に面接を受けにいったとして…。
これでだいたい30秒です。ここで盛り込んでいる要素を取り出してみると、「前職の会社の事業内容」「職種と職務内容」「経験年数」「チーム編成と自分の役割」「案件の種類・規模感」が概観できる内容。
具体性が具体性を呼ぶ
どういうところで何をしてきたのか、面接冒頭の30秒でこれくらいの内容を話せれば、土台作りはばっちりです。でも、これはあくまで全体像の共有。この土台の上に、例えば以下のような内容で話を加えていきます。
- 並行して何本くらいの案件をまわした経験がある?
- 3名体制のチームワーク、外部とのやりとりで気をつけていたことは?
- 作る仕事と進行管理、どちらのほうが自分にあっていると思う?
- 短期、中・長期の案件だとどちらのほうが好き?それはどうして?
- どんなクライアント(業種、業態、規模など)を主に担当していた?
これくらいのイメージを自己紹介タイムで共有できれば、以降面接官もあなた向けの質問をいろいろと投げかけてくるでしょうし、自然な流れの中であなたならではの魅力が浮き彫りになっていくはずです。
次のページでは、スキルを具体的にアピールする方法を紹介します。
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