みなさん、こんにちは。
11月末に1年間52,500円(税込)で、モリサワのフォントが使い放題のサービス「MORISAWA PASSPORT(モリサワパスポート)」が、アップグレードしました。今回はその「アップグレードキット2008」の中身をレビューしましょう。
初収録!オリジナル欧文書体「ClearTone SG」
MORISAWA PASSPORTに、オリジナルの欧文書体「ClearTone SG」が初登場・初収録されました。ウェイトバリエーションは、通常の欧文フォントと同等の全8書体。フォント名に“Clear”とうたっているだけあり、非常に見やすいタイプフェイスです。イメージとしては“Gill Sans”と“Frutiger”を足して2で割ったような感じでしょうか?

ClearTone SG
日本で一番よく使われていると思われる「新ゴ」ファミリーとの相性が抜群で、デザインの幅が広がりそうです。また日本語の従属欧文書体という扱いではないため、単体で欧文を組むのにも向いています。「新ゴ」ファミリーと組み合わせて使う書体は、かなフォントを始め多数収録されていますが、このClearToneに限らず、他にも新ゴと相性のいい欧文書体が出てくるといいですね。
新ゴがデコ文字に!新ジャンル「装飾書体」
新たに「装飾書体」というジャンルが追加されました。他社ではすでに登場している装飾書体ですが、モリサワでは初登場ですね。これまでモリサワというと正統派というイメージがあったのですが、最近他社との穴を埋めるべく、横展開が活発な気がします。

装飾書体
その第1弾?として、人気かつ定番の「新ゴ」ファミリーと、「新丸ゴ」ファミリーに、“シャドウ”、“エンボス”、“太ライン”3つのデコレート書体が追加されました。このようなデコレート処理は、Illustratorなどのソフトを使えばできてしまいますが、その手間を省くことができます。今後、他の装飾書体も登場するのでしょうか? 楽しみです。
ちょっとひと休み:2008年は「Helvetica」の年
Helveticaが誕生したのは1957年。厳密には昨年2007年が誕生50周年の年ではありましたが、今年、日本でもようやくHelveticaのドキュメンタリー映画『ヘルベチカ〜世界を魅了する書体〜』のDVDが発売されたり、ラフォーレ原宿で展示が行われたりと、とにかくHelveticaな年でした。Helvetica Filmのブログによると、朝日新聞にもHelveticaの記事が載ったみたいです。
Helveticaはほとんど使わないのですが、今年は意識的に使ってみたりもしました。1文字1文字打つごとに、「う〜ん、やっぱりよく出来た書体」だと感心してしまいました(※今年のPETITBOYSの年賀状はUniversを使いましたが)。今後も Helveticaは、これまでと同じように愛され続けていくでしょう。
1 2
このエントリーをブックマークする
このエントリーにトラックバックする
このエントリーのトラックバックURL
http://withd.jp/mt/mt-tb.cgi/3201
DTPの新着記事
2009.06.22
今こそ使うトレンディな日本語書体・欧文書体
2009.06.19
ドイツコミック界の“先駆者”「Avant Verlag」
2009.06.05
今月の課題「バンド告知チラシ」デザイン
2009.05.25
改めて「フリーフォント」の存在について考える
2009.05.18







