2008.05.20

TENORI-ONレポート

イメージ:TENORI-ONレポート

今回は、5月12日に発売された、新しいコンセプトの電子楽器「TENORI-ON(テノリオン)」(ヤマハ)をレポートします!

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TENORI-ONとは?

TENORI-ONは、音楽の知識がなくても視覚的、直感的に演奏や作曲ができるという話題の電子楽器。斬新なデザインで、一見すると何をするものなのか容易に想像できないほど。まずは実際の動きを見てみることにしましょう。

TENORI-ON TENORI-ON液晶ディスプレイ

中心には16×16のLEDが埋め込まれており、これらのボタンを使い演奏をします。左右には音色や音量などを変更するボタン、下には設定状況を確認できる液晶ディスプレイがあります。


TENORI-ON Product Demo Performance(YouTube)

発想は楽器の本質を見つめ直すところから

TENORI-ONは、メディアアーティストの岩井俊雄さんとヤマハの共同開発で作られ、4月25日に行われた製品発表会では開発秘話も。


16×16のLEDの役割をプレゼンテーションする
岩井さんとヤマハの開発担当 西堀佑さん(YouTube)

TENORI-ONのデザインは、岩井さんが学生時代、音楽には興味があるけれど、楽譜を読む知識がなくもどかしい思いをしたところから発想したとのこと。

そのころ出会ったのが、シートをセットして手回しで再生するオルゴール。シートには穴が空いていて、グラフィックとしてもとらえることができ、読み解くのは楽譜ほど複雑なものではありません。岩井さんのこれまでのメディアアート作品にも、これをヒントに作られたものがあるとお話しされていました。

シートを入れて奏でるオルゴール
シートを入れて奏でるオルゴール

光を使い、音楽の知識がなくても音を楽しめるものを、という初期のアイデアを発展させつつ、最終的には持ち運べるサイズに。

当初のコンセプトから発想を広げた最初のアイデアラフ
当初のコンセプトから発想を広げた最初のアイデアラフ

また、楽器の持つ本質をとらえなおすところからデザインをスタートしたと言います。

・それぞれ形が違う
・操作方法も違う
・出てくる音も違う

世界中に数多くある楽器たちが持つ特徴として上に挙げた3つの要素に加えて、もう1つの狙いは、“(光のパターンによる)プレイヤーの演出”。そして、「音と光を演奏する新しい楽器」という今のカタチができたのだそうです。

ライブイベントで実際の音も体験

ライブイベントの様子

この夜、実際にTENORI-ONを使ったライブイベントも開催され、岩井俊雄さんに加えて、アトム・ハートジム・オルークらが、思い思いにTENORI-ONをプレイ。会場となったスパイラルホールに人が入りきらない程の盛況ぶりで、訪れた人はこの新しい楽器の光と音を楽しんでいました。


Atom Heart in TENORI-ON Launch Event(YouTube)

もっと楽しくなる、TENORI-ONの表現

発表されたばかりのTENORI-ONですが、様々な表現に使われるのはこれから。
ヤマハのサイトには、海外の著名なアーティストたちのデモ演奏とインタビューが掲載されており、TENORI-ONへの広い関心と大きな期待が見てとれます。

コンセプトにあるように、音楽の知識がなくても気軽に作曲、演奏が楽しめる楽器に仕上がっています。気になる方は、ぜひ一度手に取って体感してみてください(展示拠点リストはこちら)。

(withD特派員 いむら)

TENORI-ON(テノリオン)

TENORI-ON(テノリオン)発売当日はアクセス多数でサイトは大混乱。なんと初回出荷分は、その日に完売! 次回は、5月末、6月上旬に順次入荷予定とのことですが(詳細は専用サイトにて)、しばらく手に入れるのは難しいかも?!

価格:121,000円(税込)
購入は「TENORI-ON Web Shop」から。

関連リンク

TENORI-ON
岩井俊雄(Wikipedia)
岩井俊雄さんのライブ映像(YouTube)
アトム・ハートのライブ映像(YouTube)
ジム・オルークのライブ映像(YouTube)
TENORI-ON展示拠点リスト
TENORI-ON Web Shop

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