2006.08.28

色を知る、色を見る展レポート

イメージ:色を知る、色を見る展レポート

紙百科ギャラリー第17回企画展 「色を知る、色をみる ~色紙、約6000枚による色の空間に出会う」に見た、奥が深い「色」の世界。

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紙と色の見事なコラボレーションで質感が生まれる

この展示は、紙のショールーム「紙百科ギャラリー(銀座)」にて行われている(~8/31)。テーマは「色と紙」。古来から伝わる日本独特の色の作られ方を、紙百科で取り扱われている紙で作られたオブジェと、色の解説によって感じ取ることができます。

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展示されているオブジェは…

  • 赤・桃色系
  • 青・紫色系
  • 黄色・橙色系
  • 茶色系
  • 緑色系
  • 黒・鼠色・白系

の6つの系統に分かれており、レザック/タント/岩はだといった質感のある紙がただ単調に整然とではなく、紙の重なりがある場所では多く、ある場所では少なくと、まるでリズムを打つように配されています。

さらに高さは2m程、、およそ6000枚ものボリュームで作られているのです。そのように紙に重量と質感をもたせることにより、草原や水面といった自然のリズムを連想させることができる、迫力のあるオブジェとなっています。

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自然と色との関係

そんな自然を感じさせるオブジェには、一つずつそれぞれの系統の色に関するエピソードが添えられており、とても興味深く読むことができます。赤・青・緑・黄色といった色だけではなく、無彩色である黒や白の色の作られ方まで知ることができます。

平安時代に「禁色」とされ憧れながらも使うことができなかった濃い紅の色、日本画によく見られる淡い白や昔の白粉(おしろい)は牡蠣の貝殻を砕いて作られていた…など、解説を通じて改めて「色」を見てみると、自然と共にあった人々の暮らしの様子が、イメージできるような気がします。

人の生活に欠かせない「色」。そのルーツを知ることは、われわれクリエイターにとって、ものづくりだけではなく、普段の生活にも新たな視点を取り入れられる意味で、プラスとなるのではないでしょうか。

色を知り、楽しむ

この展覧会ではもうひとつ、色を感じ/楽しむことができる仕掛けが用意されています。会場の中心に並べられているテーブルには、オブジェと同じ色の系統別に分かれたボードが並べられており、来場した人たちがそれぞれに残していった「好きな色」の名前が残されています。

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さらに、その記録をまとめたものも一覧で見られるよう、出身地/血液型/年齢/性別ごとに好きな色の系統を知ることができます。見てみると意外な共通点や違いを発見することができます。もちろん自分の好きな色をボードに残して参加することも可能ですよ。

紙好きにはたまらないスポット

会場の「紙百科ギャラリー」は、紙の専門業者「新生紙パルプ商事株式会社」のショールーム兼ギャラリー。今回のオブジェで使われている紙はもちろん、さまざまな質感や厚み・色といった多種多様の紙を1枚から買うことができます。オリジナルグッズも充実しています。

出版やグラフィックデザインに携わっている方にはこのようなショールームはおなじみかもしれません。ただ私が思うに、その他のWebやプロダクトなどのデザインに関わる方、デザインが好きで興味がある方にとっても、紙の奥深さを知ることができる刺激的なスポットだと思います。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

「色を知る、色をみる ~色紙、約6000枚による色の空間に出会う」展は8月31日(木)まで、銀座マロニエ通り沿い「紙百科ギャラリー」 にて開催中です。

(withD特派員 いむら)

関連リンク

Paper House 紙百科
紙百科ギャラリー第17回企画展「色を知る、色をみる 色紙、約6000枚による色の空間に出会う。」
新生紙パルプ商事株式会社

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