2009.04.17

ドリームワークスのフルCG立体映画「モンスターVSエイリアン」

イメージ:ドリームワークスのフルCG立体映画「モンスターVSエイリアン」

ナベジュンのハリウッド通信 ♯10
鍋 潤太郎(from ロサンゼルス)

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春ですねぇ♪ ここ、地球の反対側である、明るく「脳天気」で平和で大袈裟なロサンゼルスでは、今日も楽しい出来事が沢山起こっています。さて、今回は3月末より公開となった、フルCG映画『モンスターVSエイリアン』についてお届けしましょう。

アメリカではIMAXシアターが大人気

ドリームワークスが贈る新作フルCG映画『モンスターVSエイリアン』(しかし、なんちゅ~名前や)が、3月27日から公開になりました。公開後たった2週間約105億円を売り上げる、文句ナシの大ヒットとなりました。

この作品はドリームワークス・アニメーションの作品としては初めての立体映画ですが、今後公開していく同スタジオのすべてのフルCG映画は、立体するという方針が打ち出されているそうです。

公開最初の週末は、全米4104箇所のシネコンで7600スクリーンという超大規模な配給。その内、立体上映は1550箇所のシネコンにて、2000スクリーンで行われました。つまり映画館全てが立体という訳ではなく、LAでは各シネコンあたり1~2スクリーンが立体上映という感じでした。

また、ご存知のように最近のアメリカ地方ではIMAXシアターでハリウッド映画を上映するのが大流行していますが、この人気にあやかって、わざわざ普通のシネコンにIMAXシアターを作り足したりする動きも見られています。僕が訪問したセンチュリーシティのAMCも、その1つです。

AMCセンチュリーシティ15
IMAXによる3D上映を行う、シネコン「AMCセンチュリーシティ15」。
お洒落な内装でも有名。夏休みの観光の際に是非行ってみるべし。

IMAXではなく、普通の映画館で立体上映を行っている所では、2種類の立体方式での公開が行われています。

1つは、ドルビー3D(Dolby 3D Digital Cinema)方式による立体上映。この方式は立体メガネが高価らしく、観客に渡す際には番号を控え、終演後には係員が漏れなく回収している光景が印象的でした。

もう1つはRealD。シネコンAMCはこの方式でしたが、RealDはメガネの単価が安いらしく、観客に立体メガネをくれる場合もあります。(映画館には、同メガネのリサイクル回収用の箱も設けてあります)

CG製作舞台裏のおはなし

さて。映画が立体になると、気になるのが、CG製作現場に掛かってくる負担でございます(なぜかマルシア調)。

まぁ一度パイプラインが出来てしまえばアレだけど、とりあえず単純に考えてもディスク・スペースは2倍以上必要だし、マットペイントやコンポジットによる2Dの嘘はつけなくなるし、現場はそうとう大変だったのでは? と思いきや、「週5日勤務で、残業は殆どなし」(関係者)という事で、かなりマネージメント管理が行き届いた製作体制だったようです。

余談ですが、ご存知のようにドリームワークスは、HPと2000年より業務提携し、それまでSGIワークステーション主体だった製作現場を、HPのLinuxベースのPCへと切り替えました。その関係から、映画の最後にもHPの文字が登場していますし、大手家電量販店へ行くとHPの広告に『モンスターVSエイリアン』が掲載されています。

また、これも余談ですが、ドリームワークス関係者がシーグラフやVES等でメーキング講演を行う際、使用しているラップトップはすべてHP製です。かなり徹底されています。(笑)

さて、肝心の映画の内容は。次ページで。

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