2008.12.26

バンコクでハリウッドレベルのCGが学べるスクール

イメージ:バンコクでハリウッドレベルのCGが学べるスクール

ナベジュンのハリウッド通信 ♯6
鍋 潤太郎(from ロサンゼルス)

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ここ、地球の反対側である、明るく「脳天気」で平和で大袈裟なロサンゼルスでは、今日も楽しい出来事が沢山起こっています。本欄では、そんなロサンゼルスの小景をみなさんにご紹介していきますが、今回はちょっと趣向を変えて、ハリウッドでの現場経験者がタイでCGスクールを運営している話題をお届けしましょう。

タイで格安に、しかも本格的にハリウッドレベルでMayaとRenderManを学び、週末はバンコク観光。こんな留学も楽しいかもしれませんよ。

ハリウッドでの経験を生かして

筆者は5月、自著「ハリウッドCG業界就職の手引き」のプロモーション講演ツアーの一環として、タイのバンコクにあるCGスクール、B-DIGITALを訪問した。筆者の英語による講演では、約90人の学生が聴講に訪れるなど、同スクールの盛況ぶりを物語っていた。バンコク国際空港から車で30分、鉄道BTSの戦勝記念塔駅からも程近い便利な場所に、B-DIGITALはスタジオを構えている。

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設立は2006年。ハリウッドのデジタル・ドメインで3Dアーティストとして映画「デイ・アフター・トゥモロー」「ステルス」等に参加した経歴を持つアンドリュー・ブナグ氏と、夫人の笠井睦子氏が経営している。笠井氏自身もロサンゼルスの大手ゲーム・デベロッパーであるPandemic Studioで「スターウォーズ バトルフロント2」「マーセナリー」等の数々のゲーム作品の制作に参加した経歴を持つ。

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そんなハリウッドでの現場経験をフルに生かし、B-DIGITALはバンコクでのCG教育分野では稀有な存在となっている。タイの文部省からも認可を受け、タイのCG教育機関として最先端をいく。日本を含め、アジアにはCGスクールは幾多もある。しかし、ハリウッドの現場や北米のゲーム市場で、「本場の、そして本物の経験を積んだアーティストが直接教える学校」は、筆者の知る限りではB-DIGITAL以外には存在しないのではないだろうか。

タイで唯一レンダーマンを教える専門学校

インストラクターはブナグ氏と笠井氏を始めとする5名が担当。学校としては小規模ではあるが、カリキュラムは充実している。MAYAの入門クラスから始まり、コンセプト・デザイン、モデリング、テクスチャリング、ライティングとレンダリング、キャラクター・モデリング、Zブラシによるモデリングなど、クラスは多彩だ。

「LAの美大アートセンターと同じように、伝統的な手描きのスキルや、コンセプト・デザインにも力を注いでいます」と笠井氏。

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中でも特筆すべきは、ハリウッドでは定番のレンダーマンによるライティングのクラスだ。ブナグ氏のデジタル・ドメインでの経験を生かし、学生達はレンダーマンを駆使したHDRによるフォトリアリスティックなライティング・テクニック等を学ぶ事が出来る。また、モデリングとライティングに重点を置いたカリキュラムが、ブナグ氏のバックグランドを象徴している。

筆者の印象では、ハリウッドにある有名CGスクール、Gnomonに極めて近いスタイルとカリキュラムを採用しており、ハリウッド水準のCGをタイのバンコクで学べるという、大変ユニークなCGスクールと言える。

カリキュラムの構成や、気になる学費については次ページで。

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