2009.05.08
北翔大学「学び直しセミナー」プログラムに見る
建築分野におけるCG活用の今

建築3次元 CAD&CGにおけるPDFとBIM、そしてSketchUpの活用
Editer's EYE ♯20
先日、社会人向けに開催された「建築3次元 CAD&CGセミナー」。そこから、建築におけるCGの位置付けとニーズの多様化について改めて考えてみた。
建築CGの成熟を物語る実践的セミナー
3月12日、北海道の北方圏学術情報センターポルトにて「建築3次元 CAD&CGセミナーPDF&BIM&SketchUp活用」が開催された(主催:北翔大学)。
本セミナーは、社会人の再就職やキャリアアップを目的とした実践的教育を推進する文部科学省の委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の一環として行われたもの。北翔大学生涯学習システム学部芸術メディア学科の小室晴陽教授の尽力により今の建築CGビジネスについて考察する機会が認められ、プログラムに採択された。
セミナーでは、PDFや建築向けCGアプリのGoogle Sketch Up、建築部材などと連携してCGを作成するBIM/ビルディング・インフォメーション・モデリング向けのArchiCAD(グラフィソフトジャパン(株))などが取り上げられた。ご存知の方も多いかも知れないが、建築分野においてCGは古くからワークフローに採り入れられており、多くのデザイナーが活躍している。

小室教授による講演「ArchiCADによるバーチャルモデリングの実際」の様子
そのため建築向けCGアプリも年々ブラッシュアップされ、プレゼン向けに水彩画のような質感のレンダリングが可能になっていたり、ハリウッド映画の背景ビルが建築用アプリで作られたりするなど、建築CGは種類も用途も多様化しているのだ。
今回は、それを踏まえた各CGアプリのTipsやワークフローにおけるPDFの活用法など、実務に則したトピックが充実していた印象。これは、成熟した建築業界におけるCGスタッフの層の厚さを物語っているとも言えるが、エンタメ分野のデジタル・アーティストにとっても、制作の効率化や多様化という点で注目すべき内容であった。
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