2008.10.14

XSI 7のリリース、その後

イメージ:XSI 7のリリース、その後

次世代メディアとXSI ♯30
門口洋一郎(アビッドテクノロジー)

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XSI 7が7月7日に発表されてからのち3ヶ月経ちますが、予想以上の反響に驚いています。私自身、リリースに向けた作業やその後のフォローなど膨大な作業と直面することになり、オフィスから一歩も出ることが出来なくなっておりました。最近、門口は顔も見せずに何しているんだ! とお怒りの方々も多数いらっしゃると思います。この場を借りてお詫びいたします。決してサボっていたわけではありませんのでご容赦ください……。

ユーザストーリ大好評の裏でビクビク……

さて、XSI 7のリリース後にMETAL GEAR SOLID4のユーザストーリを掲載しました。アップ後はサイバーテロかと(笑)勘違いするほどアクセスが集中し、皆様にご迷惑をおかけしました。そのアクセス集中が落ち着いた頃、今度はGoogleを使用して自動翻訳をかけた北米、欧州からのアクセスが集中し、再度アクセスが困難な状態に陥りました。サーバー管理会社から目をつけられたのは言うまでもありません。

本社の英語版に関しても、アップ後様々なメディアに注目いただき、弊社記事へリンクを張っているだけのサイトでも1万アクセスを超すなど、METAL GEAR SOLID 4の影響力の凄まじさを再認識しました。

また先日、次世代機を代表するタイトルであるDEVIL MAY CRY4のユーザストーリもいただきました。やはりこちらも、管理会社からトラフィックの数字を相談されるほど(!)のアクセス数になっています。DMC4は全世界で230万本の大ヒット作品ですから、海外からのアクセスがいつ増えるかとビクビクしています。

NINJA GAIDEN2のフェイシャルアニメーションは必見

XSI7のリリース前になりますが、TECMO様のNINJA GAIDEN2のユーザストーリをアップしました。

NINJA GAIDEN 2は背景、キャラともにXSIを使用されていますが、顔の動きにFACEROBOTを使用されています。記事をご覧になれば分かりますが、プリレンダーではなく、リアルタイムデータと同様のデータでありながら、従来では考えられなかった生々しいフェイシャルアニメーションが再現されています。

次世代機で表現力が上がっている分、逆に顔の動きが乏しくては全体の印象として寂しいものになってしまいます。NINJA GAIDEN 2では、高密度の背景、高密度のキャラクターに勝るとも劣らないアニメーションとフェイシャルアニメーションが付けられており、全体が素晴らしい品質で貫かれています。是非実機の方もプレイしてみてください。

FACEROBOT 1.9に関して

さてNINJA GAIDEN2でも使用されたFACEROBOTですが、このアプリケーションが生み出すリアリスティックな顔のアニメーションには、ジェリーフィッシュソルバが用いられています。

当然ですが、FACEROBOT以外のアプリやエンジンでは、同じアルゴリズムを持っていませんので、そのままでは再現できません。そこで前回ご紹介したような様々な手法を用いてデータを出力します。ただし前回紹介した最初の二つに関しては、再現性は高いものの、言ってみれば全頂点のデータを各フレーム毎に出力することと同じですから、尺とポリゴン数によりますが、やはりGB単位のデータ量になってしまいます。

更に出力後、修正したい場合は一度FACEROBOTに戻り、作業をやり直す必要性があります。ワークフローはともかくとしてデータ量的にもゲーム製作には向きません。そこでゲーム用に3番目の手法である、「動的なリアルタイムシェーダとヌルボーンを使用したゲームエキスポータ」を発表しました。この機能の詳細に関しては、既にFace Robotレビューその6で紹介していますので、そちらをご覧ください。

シェイプリグを使用したシェイプアニメーション

さて、今回ご説明したいのは4番目のこの項目です。これだけ見ると、何だ、シェイプをウエイトでコントロールするんでしょ。という声が聞こえてきそうですが、そんな単純なものではありません。

シェイプリグ機能を開発するにあたって、SOFTIMAGE社の開発スタッフは次の目標を立てました。

  • MayaやXSIのようにジェリーフィッシュソルバーを持たない環境でも
    FACEROBOTと同じクオリティのアニメーションが再現できる
  • データ量はできるだけ小さくする
  • 出力したデータでFACEROBOTと同様のアニメーション編集ができる

やはり言葉だけだと分かりづらいですね。動画にしてみましたのでご覧ください。


デモ(YouTube)

FaceRobotの動きだと思っていませんか? 違います。これはシェイプリグに吐き出した後のデータです。顔の動きに遜色が無いこと、そしてFACEROBOT感覚でアニメーションが付けられることがお分かりいただけると思います。

(アビッドテクノロジー 門口洋一郎)

関連リンク

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SOFTIMAGE japan
XSI 7

門口洋一郎さんプロフィール

SOFTIMAGEとはスケルトンが無いころからの付き合い。できれば引きこもりたいくらいの性格なのに、なぜかこんな仕事をしています。
http://www.softimage.jp/

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