2008.04.07

MOTORとXSIエキスパートプログラム

イメージ:MOTORとXSIエキスパートプログラム

次世代メディアとXSI ♯27
門口洋一郎(アビッドテクノロジー)

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XSIエキスパートプログラム開催

以前から、有料でもいいのでXSIの中級以上向けのセミナを開催して欲しい、と要望を受けていました。中級以上となると一般的な内容ではなく、特定の内容を具体的に解説する必要性があります。それは通常のユーザ講演のレベルを超え、まさに講演されるユーザさんがお持ちのノウハウを具体的に紹介することになります。当然講師の選定は難航されることが予想されましたが、幸いPSYOPのご協力を得てXSIエキスパートプログラムを開催することになりました。

セミナーのアジェンダを見ていただくとわかりますが、単なる機能の紹介ではなく、必要とする表現を得るための具体的なカスタマイズ機能の実装の仕方から、プロジェクトの遂行の仕方までご紹介いただきます。またこの手のセミナーで常に問題になる通訳に関しては、弊社技術スタッフがセミナ一週間前から打ち合わせを行い、当日の通訳も行いますのでかなり正確な通訳になると思います。有料ではありますが、ご興味がある方はぜひ検討してみてください。

※ちなみに、この記事を執筆中に参加者多数のため、会場まで変更することになってしまいました。掲載されるころには締め切ってしまっているかもしれません。予めご了承ください。

PSYOPは、著名なプロダクションなので皆さんご存知だと思いますが、念のため紹介しておきますと、コカコーラの素敵なCM映像やMTV-HD等の映像を製作されている会社です。こちらのサイトからPLATINUM SELECTを選択してください。PSYOPが作成した様々な映像にアクセスすることができます。

構造の異なるリグ間でのモーション転送

さて、前回までタギングの説明を行いましたが、今回はリグ間のモーションの解説を行いたいと思います。このモーションの転送のオペレーションそのものは非常にシンプルです。前回説明したようにモーションを転送したいリグにタギングを行えば準備はできています。タギングを行うことでモーションを転送する元と先を定義しているわけですが、ここでMOTORは、構造が異なるリグ間であってもモーションの転送を行うことができます。言葉だけだと分かりづらいので動画にしてみました。


動画(YouTube)

このように兵士とロボットのように明らかに構造が異なるリグ間で、モーションが転送されているのがわかると思います。

縮尺の異なるキャラクタのモーション転送

モーションリターゲットなので当然ですが、縮尺の異なるキャラクタであってもモーションを転送することができます。たとえば足の長いキャラクタのアニメーションを足が短いモデルに転送すれば、足が短いなりのアニメーションになります。動画を見てもらうのが一番分かりやすいと思いますのでご覧ください。


動画(YouTube)

FKでもIKでも計算可能

キャラクターアニメーションを作成するには、ざっくり説明するならばFKでつける場合とIKでつける場合の2つがあると思います。MOTORではFKであろうがIKであろうがモーションの転送を行うことができます。また、転送の対象になるリグがボーンで組まれたキャラクタであろうがなかろうが構いません。


動画(YouTube)

動画を見るとわかりますが、MOTORの対象になるものは一方をボーンを組み合わせて作ったキャラクタ、他方をボックスに階層をつけたものと2つ用意しました。このように極端な例でも計算が可能です。

階層的に並列でも問題ありません

モーションリターゲットというと、その対象になるのは通常ひとつの階層内でまとめられたものが対象になると思います。たとえば腕のリターゲットであれば腕のルートから階層に従って手首までのボーンの中で計算を行うのが通常の計算だと思います。

ところがMOTORは、この階層がたとえ途中で切れていたとしてもリターゲットの計算を行うことができます。サンプルとして足と腕の階層が途切れているものを転送してみたいと思います。


動画(YouTube)

このようにMOTORでは様々な状況に対応することが可能です。次回は更に踏み込んで解説してみたいと思います。お楽しみに!

(アビッドテクノロジー 門口洋一郎)

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門口洋一郎さんプロフィール

SOFTIMAGEとはスケルトンが無いころからの付き合い。できれば引きこもりたいくらいの性格なのに、なぜかこんな仕事をしています。
http://www.softimage.jp/

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