ご挨拶とお礼
いよいよ2008年度も始まりました。私の記憶が正しければ、SOFTIMAGEの設立は1986年ですので、もう20年以上の歴史を持っていることになります。この間、様々な3Dアプリケーションが現れ、統廃合を繰り返してきたと思います。
SOFTIMAGEは奇跡的にもほとんど純粋な形で会社やツールを発展させることができました。これも長年にわたりユーザーの皆様、特に日本のお客様からの、長期にわたるご支持をいただけた賜物だと思っています。この場を借りてお礼申し上げます。
勿論一番のお礼は言葉ではなく、安定し、そして強力な機能を持ったXSIの提供だと考えておりますので、引き続き開発、サポートを行ってまいります。2008年もご支援いただければ幸いです。
リターゲットに関して
では本題に戻ります。前号ではGATORが、現場のデータに対応できるように開発を進めたことに関して説明しましたが、今回はもう一つの転送機能であるMOTORに関しても説明を行っていきたいと考えています。
数年前に遡りますが、3DCGのセミナーで、モーションリターゲットのデモを見ました。モーション系の機能としてはかなり実用的な機能だと当時感心したものです。
リターゲットに関して、その当時のXSIにはそのものずばりの機能は存在しなかったのですが、非常に面白い機能が搭載されていました。それがデフォームモーションです。
デフォームモーション
さて、デフォームモーションですが、どんな機能であるかを説明したいと思います。デフォームモーションを簡単に説明すると、モーションの尺を変えずに、モーションを空間的に編集する機能です。
例えば歩くアニメーションがあったとすると、そのモーションを3次元空間上に実体化し、直接編集することで、モーションを操ることができる機能です。位置に関してはパスアニメーションやトラジェクトリーを思い浮かべると良いかもしれません。ただし、そのキャラクター版です。
やはり言葉だけでは分かりづらいので、動画にしてみました。
この機能では、最初にキャラクターに対してタグ付けし、重心と右足、左足をXSIに認識させることから始まります。
次の動画を見てください。
それぞれの足が設置しているところを調査します。最後にデフォームモーションを実行すると重心と足の軌跡がスプラインで表示されます。
動画で見てもらうと分かりますが、各コントロールポイントが設置点になっており、そのポイントを編集するとアニメーションを編集することができます。また、各種パラメータを変更することで、モーションの挙動の大きさ、歩幅などを修正することができます。
デフォームモーションでリターゲット
さてそれでは、次の動画を見てください。
このキャラクターを足の短い人に変えてみます。当然ですが、キャラクターの歩幅に対して移動量が大きいので空を飛ぶようなアニメーションになってしまいます。
そこでパラメータを変更し、重心のパスを変更します。そうすればそのキャラクターの等身に合ったアニメーションに変わるはずです。全身版ではありませんが、最も重要な足のリターゲットに関しては、当時のXSIでもこのように行うことができます。
このデフォームモーションがサポートされたのは、XSI v.3.0の時ですから、モーションをGATORの様に転送できるMOTORまでには、更に数バージョン待つことになりました。次回も引き続き、MOTORに関して説明を行います。
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SOFIMAGE|XSI 6 / 6.5
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門口洋一郎さんプロフィール
SOFTIMAGEとはスケルトンが無いころからの付き合い。できれば引きこもりたいくらいの性格なのに、なぜかこんな仕事をしています。
http://www.softimage.jp/
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