2007.11.23

ユーザカンファレンスとGATORイントロダクション

イメージ:ユーザカンファレンスとGATORイントロダクション

次世代メディアとXSI ♯23
門口洋一郎(アビッドテクノロジー)

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最近日本も急に寒くなり、木枯らしが吹く寒さに突入しましたが、実は先日モントリオール本社に一週間ほど滞在し、秋のカナダを楽しんできました。

この時期のモントリオールは既に息が白くなるほど朝晩の気温が下がりますが、街が紅葉に包まれとても美しい街になります。空気も澄んで、都会だというのに夜は綺麗な星空を見ることができます。日本と同様、秋は美味しい食材が出回っていますので、夜の食事もそれなりに楽しんできました。

といいつつ、仕事なので実は大変です。朝から晩まで、仮に日本語で話していてもよく理解できない内容の話を、更に中学生レベルの私の英語力で理解しなければならないという、二重の苦しみに一週間耐えてきました。

XSIユーザカンファレンス開催

その甲斐あってかどうかは分かりませんが、本社マーケティングチームの力も借り、11月29日、12月4日、6日に、XSIユーザカンファレンスを開催することが決定しました。

10月20日に公開された話題作『EX MACHINA』のメイキングを始め、セガ様によるリップシンクソフトMagical V Engineの紹介や、前々回お話した3Delightのプレゼン、最強のバーテックスカラーペイントツールであるBlr.VertexColorなど様々な技術を紹介します。また大阪・福岡会場のみですが、バンダイナムコゲームス様より、鉄拳におけるアニメーション制作をプレゼンいただきます。

勿論弊社からは、XSIの最新バージョンXSI 6.5及びFaceRobot1.8のデモを行いますが、このデモは通常のデモと異なり、実際のプロジェクトに使用されたシーンデータを用いて、単なる機能デモの範疇を超えた、実際のワークフローに基づいた内容としてご紹介します。今年最後のイベントになると思いますので、お早めにお申し込みください。

XSI 3.5から4.2までのベースに追加

XSIはv.4.2の登場で、ある意味、非破壊のワークフローに関しては一定レベルのサポートを行いました。今まで紹介してきたとおり、3.5から始まり、4.0で大変革を、そして4.2でより安定化することで基礎部分の工事はできたわけです。

さて、この基礎の上に機能を追加していく作業が始まったわけですが、そこで登場したのがXSI v.5.0です。ちょうど世間的にはこの連載のタイトルにもなっている、次世代のメディアがクローズアップされており、放送業界はHD化を本格的に推進し、ゲームは次世代機がアナウンスされ、パチンコは液晶が巨大化するという、各メディアが一斉に次世代に突入していく時期だったと思います。

次世代メディアでは、「従来と比較して作業量が増える」というのは誰が考えても分かることでした。弊社はそれに対する答えとして、今まで解説してきたギガポリゴンやアセットマネージメント、フェイシャルアニメーション、グループワークの効率化等の機能を提供したわけです。そして、その本流として必要であろうと想定したのがアセットの再利用です。

Softimage社の基本姿勢

アセットの再利用という名目に従って生まれたのが、XSI v.5.0でサポートされたGATORです。さて、今ではXSIの代名詞の一つとなったGATORの機能ですが、個人的にもこの機能に対して思い入れがあります。

よくXSIユーザの方々から、XSIは一つひとつの機能の完成度が高いというコメントをいただきますが、それは実際に使用されている方々の、フィードバックが生かされているためです。GATORプロジェクトでも、この会社としての姿勢は十分に発揮されました。

GATORの機能を実装するにあたり、日本のユーザ様からのフィードバックを数多くいただき、実際に現場が必要としている機能をGATORの基本機能としてサポートすることができました。

2359_01.jpg
画像をクリックしてみてください(ムービー)
GATOR機能における一連のプロセス

ポリゴンリダクションの開発の時もそうでしたが、実際のプロジェクトに近いデータを使用して、クオリティチェックと機能のブラッシュアップを行うため、機能を実装するときに何が必要なのかが明確に分かります。このプロセスを経て生まれたGATOR機能は、最初から高い評価を得ることができました。

さて次回は、GATORの機能に関して具体的に紹介していきます。お楽しみに。

(アビッドテクノロジー 門口洋一郎)

関連リンク

バックナンバー
XSIユーザカンファレンス
『EX MACHINA』
鉄拳
SOFIMAGE|XSI 6
XSI 機能紹介ビデオ非破壊・ノンリニアプロダクション GATOR(SOFTIMAGE)

門口洋一郎さんプロフィール

SOFTIMAGEとはスケルトンが無いころからの付き合い。できれば引きこもりたいくらいの性格なのに、なぜかこんな仕事をしています。
http://www.softimage.jp/

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